フライト中に、無線LANを使って(一部有線LANもあり)機内で高速インターネットが楽しめるサービス「コネクション・バイ・ボーイング」サービスは、2004年からサービスが開始され、ANAやJALを含む現在9つの航空会社で既にサービスが行われてますが、今月18日に利用者が少なく、採算が合わないことを理由に廃止されることが発表されました。年内いっぱいでサービスが終了する模様です。

私も昨年11月にANAのパリ線で利用しました。ANAでは「ANA@AIR」というサービス名で提供されており、その時の様子は昨年11月26日のブログで紹介しています。スピード自体はPHSより速く、ADSLより遅い感じのスピードですが、メールの送受信やウェブ閲覧だけであれば十分なスピードです。動画や「Skype」などの電話ソフトを使うのは厳しいといったところです。

機内でのインターネットの利用については賛否両論があり、ネットが繋がることによって機内でも仕事をしなければならなくなるという意見があるのも事実です。個人的には、映画や音楽を楽しむような感覚でネットサーフィンを楽しんでました。長いフライトでの時間潰しには最適でした。例えばビジネスクラス以上の乗客は無料で利用可能であったり、機内でノートパソコンの貸し出しを行うなど、利用者を増やす方法もあったのではないかと思いますが、サービス廃止は非常に残念です。廃止前にもう1度利用してみたいと思います。


ANA機内高速インターネットが楽しめるニューヨーク線の「エコ割」