また今週も台風が日本列島に上陸するようですが、今年は台風の当たり年。台風で旅行の計画変更を余儀なくされた人も多いと思います。
昨日はメールマガジン「きまぐれトラベルコラム」の発行日でした。テーマは『11月15日より、ANA機内で高速インターネット接続スタート』です。

昨日スカンジナビア航空、コペンハーゲン空港の乗り継ぎについて紹介しましたが、その中でも触れた「シェンゲン条約」について簡単に説明したいと思います。シェンゲン条約とは97年10月にEU内のシェンゲン条約加盟国に住むすべての市民の通行が自由化され国境での入国審査を廃止するというものです。つまり日本からヨーロッパ各国へ旅行する場合には、最初に入国する国で入国審査を行えば、その他加盟国に行く際には入国審査は不要で、飛行機も国内線とほぼ同じ扱いです。例えば、日本からパリ経由でローマに行く場合は、入国審査はパリで行い、ローマでは到着後パスポートチェックはありません。
シェンゲン条約の現在の加盟国はデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランド、オーストリア、ベルギー、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペインです。
英国・アイルランド・東欧諸国は非加盟国の為、ヨーロッパ内からのフライトでも通常の入国審査が必要です。英国・アイルランドについては日本同様に島国である為、不法入国者を水際でくい止めることが可能なことから、この条約には加盟していません。ヨーロッパを周遊される方は覚えておくと便利です。